★ヒロム 大3 男★

2016年06月07日

本を読んで一番初めに感じたこと。

 

「熊本の震災のことばかりで東日本大震災の印象が薄くなっていた」でした。

 

5年前の3月11日、僕は友人達とテスト勉強の息抜きでカラオケにいました。
はしゃいでいたので揺れにも店員が部屋に入ってくるまで気づきませんでした。
最初は正直地震なんていつもの事だし大袈裟だと思っていたし むしろ「友達との時間を邪魔された」くらいに捉えていました。
外に避難して携帯でニュースの中継を見ると…

 

画面の中で起きている事に言葉を失いました。
大震災なんて歴史の教科書の中でしか見たことないし、 自分が生きている間にそんなこと起こるとも思っていませんでした。
震源が宮城県沖と聞いて脳裏に過ぎったのが転校して行った親友のことでした。
すぐにメールをしてみましたがサーバーに接続できなくて安否も確認できない、 ただひたすら不安でした。
メールを送ってから何日か経って親友から返信がありました。
ホッとしたのと同時に何か行動をしなくてはいけないと考え、 高校で募金をすることを生徒会に提案し、校長先生に掛け合ってもらいました。
当時の僕はアルバイトを始めたばかりでたった1000円しか募金することができませんでした。

 

それから5年経った今、僕は何も変わることができませんでした。
ボランティアに行こうと思っても自力で行く力もない。
自分の無力さを情けなく思っていました。
しかし本を読み進めるうちにこの本を読んで5年前のことを思い出し、 まだ震災の爪痕は消えていないことを意識することが大事なのだと感じました。
もしこの本を通して貢献できることがあれば 僕は他の人に伝えていくことくらいかもしれません。
それでも非日常に生きている人の事を思い 今何不自由なく生活できている事に幸せを噛み締めていこうと思いました。

 

もっと僕にもできることあったら言ってください!

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