まちで子どもにあいさつしたら無視された、不審者あつかいされた、という経験はありませんか?
防犯教育では、「人に親切にすることと、犯罪に遭わないようにすることを子どもにどう教えたらよいか難しい」という声をよく聞きます。
一方、子どもも、大人からの『声かけ』に対して、善意の声かけなのか、不審な誘いなのかわからないので、対応に迷ってしまうことがあります。危険をしっかり断ち切るのはもちろんのことですが、子どもには人を避けるだけでなく、地域の一員として人々と共に暮らすことのできる人になってほしいものです。
この映像教材は、単に防犯テクニックを学ぶだけでなく、知っている人、知らない人にかかわらず、相手に配慮した対応ができるよう子どものこころを育む、道徳的視点を取り入れた新しい防犯教育教材です。ご家庭や放課後子ども教室、学童保育などで、大人と子どもが一緒に映像を見て、迷った時の対応を体験して学んでいただけます。声かけ時の子どもの迷いを『防犯モラルジレンマ』と名付けました(宮田.日本子ども社会学会2016)。
本映像教材および補助教材等の著作権は、宮田美恵子・NPO法人「日本こどもの安全教育総合研究所」に帰属します。許可なく複製、転載、転記等は固くお断りします。
*この映像教材は、独立行政法人国立青少年教育振興機構「こどもゆめ基金」の助成を受け、㈱NHKエデュケーショナルによって制作されました。