愛知県女子高校生殺害事件

2008年5月3日愛知県豊田市の田んぼの中で、愛知教育大学附属高校に通う女子生徒(15歳)が殺害されているのが見つかった。学校から遺体発見現場まで約3km、そこから自宅までは1kmほどの地点である。同現場は伊勢湾岸自動車道の豊田南インターから西へ500mの地点にあり、インター開通によって他県などからの車の出入りが増えていた。

広島県小学生殺害事件

女子生徒が使用したと考えられる発見現場付近の通学路は、湾岸道路と水田地帯に挟まれ周囲からの視線が届きにくい上、同生徒が部活を終えて帰宅する19時頃は、周辺に街灯がないため既に暗闇に包まれている。

犯人は土地勘があるか、湾岸道路インターが近いことから他県より侵入した可能性も考えられ、犯行後は再び湾岸道路にのることで容易に匿名化されることから、ここには犯行のやり易さがあったと言えるだろう。

実際、事件の1ヶ月前、この付近では下校途中の女子生徒が男に襲われそうになったり、本事件女子生徒の帰宅とほぼ同じ時間帯にバイクに乗った男が自転車の女子高生に声をかけ、つきまとい、手首をつかみ押し倒すなどの事案が多発していた。幸い女子生徒が抵抗したためそのまま逃走したということである。

警察や学校、地域では防犯体制を強化していたというものの、こうした前兆事案がありながら、街灯がなく人通りを期待できない環境の中、同生徒は部活動終了後、1人で下校しており、自転車とは言え片道4kmの通学路は決して短いとは言えない。日が暮れてから1人で下校する状況にあったことを含め、予測可能な問題点が多々あったと考えられる。

幼い子どもの連れ去り事件に目が向きがちだが、中学・高校生の安全にも目を配る必要がある。(文責・写真撮影 宮田美恵子 2008年5月4日現在の事件現場調査に基づく)

会員入会について
協賛企業の募集