東日本大震災の教訓から、学校での防災訓練が見直されています。

2011年3月に発生した東日本大震災では、地震と大津波が東北地方沿岸部に甚大な被害を及ぼしました。この地域ではこれまでも大津波による被害を繰り返し経験してきたことから、地震発生とともに高台に逃げる訓練などを繰り返し実施してきました。それによって、海から500メートルほどのところに位置している釜石市立釜石東中学校と鵜住居小学校の児童生徒は全員避難することができたのです。

このように、地域の特徴にあった訓練を繰り返すことで、子どもでも自分で自分の命を守ることができることがわかります。地震はいつどんな場所で遭遇するかわかりませんから、自分で判断して行動できる、まさに生きる力をはぐくむ体験学習が必要です。

小学校や地域の活動として、体験学習を実施しています。